亀井さん、お元気ですか。といっても、これは初めてのファンレターなので、はじめまして、が正解かもしれません。この間、ついに京都に行ってきました。といっても、わたしは大阪に住んでいるので、遠出のレベルですね。
前の日に『THANKS』を読んで、メイキングのDVDを観ました。「周りの人が忘れてしまっても、自分がちゃんと覚えていればそれだけで幸せだと思う」と話す亀井さんに、「忘れるわけないやん!」と、涙目でツッコミながら。わたしも、自分の気持ちを自分の言葉で伝えられるような、周りのみんなを笑顔にできるような人になりたいなと、改めて思いました。
秋の京都を想像して家を出た今朝の自分の恨みつつ、ただの荷物と化したコートをたずさえて歩いた先に、目的地が見えてきました。
山木さんここやね!うぉー、遂に、、、。がぜん強めに上がりはじめるテンション。かざりやさんの周りにもいくつか古いお店があり、趣のある町並み。
亀井さんの(そして、山木さんの)座ったのここかな?と推定した場所には家族連れが。泣く泣く別の席に腰をおろし、それでも憧れの場所に来られた嬉しさで夢うつつでいる内に、いつの間にか注文していたようで餅が運ばれてきました。
えっ、おいしい...!香ばしさと甘じょっぱさのベストマッチ!正直ここに来ることだけが目的だったので、餅の味については何も考えていませんでした。こりゃみんなわざわざ食べに来るわぁと、やっとまともな感想を持ちはじめたところで「......!!!?」そうです、見つけてしまったのです。
正解は、入ってすぐ左手でした。まさかこんな入口付近だったとは。移動させてもらい、もちろん撮りましたよ、あの構図で。己のヲタクぶりに内心動揺しつつ、感無量でした。
7年前、亀井さんはどんな気持ちでこの景色を眺めたんだろう。
実は、わたしが亀井さんのことを知ったのは、亀井さんがモーニング娘。をとっくに卒業した後でした。いわゆる黄金期のモーニング娘。は知っていましたが、飯田さんのドデカバッジを学生カバンに付けた同級生を冷ややかに見る部類の人間だったので、そんな自分がいつか「さゆみん最高!!」と涙でぐしゃぐしゃになりながら叫ぶことになるなんて、とても想像できませんでした。
余談が過ぎてしまいましたが、道重さんのファンになり、その道重さんが愛してやまない「亀井絵里」とは一体どんな人だったんだろう?と興味を抱いたのが、わたしと亀井さんとの出会いでした。一期一会だよ〜。って、冗談でなく。
コンサート会場のステージに立つ亀井さんの姿を見られなかったことはいつまでも心残りですが、亀井さんに出会えなかったかもしれない人生を思うと、出会えた今を心から幸運に思えます。
これは何もわたしだけの物語でなく、これからもたくさんの人たちが、亀井絵里に出会い、大好きになっていくことと思います。それは、歳月なんて軽く飛びこえてしまうほどに大きくてあたたかな永遠の愛の形を、亀井さんが残してくれたからなんだと、そう思います。
わたし自身、THANKSという言葉の意味を知る旅にもなりました。ありがとう。
最後になりましたが、わたしを京都へと誘ってくれた、にほんざるさんにもありがとうを。
わたしのこのブログも、亀井さんを思う誰かへと心をつないでいけたらうれしいです。
それでは、これからも好きでいさせてね。
かしこ。