道重さんのことばかり考えているうちに、道重さんがかわいいのかどうかだんだん分からなくなってきた。不思議な感覚。
きれいな曲線を描く目も、大きな耳も、なだらかな鼻も、笑うとはにかんだようになる口も、凛とした眉も、何もかも大好き。
けど、わたしがそれを「かわいい」と思っているのかどうかがなんだかよく分からなくなってきた。
豪華なドレスを着ていても「かわいいね!」というより「良かったね!」という気持ちの方が先にやってくる。
毎日見ているうちに、家族に対して抱くような気持ちに近づいてきたのかもしれない。
ただこうして、同じ今を生きられているということに、何よりもの幸せを感じる。
楽しいときも、つらいときも、いつでもできるだけ同じ感情の色でいたいなと思う。
そうか。わたしが「かわいい」と思っているのは、道重さんのものの考え方や、癖や、言葉づかいや、声や、生き方、存在そのものなんだ。
道重さんが今日もどこかで、笑顔で一日をはじめられていますように。
そう願いをこめて、今朝もあいさつをする。
おはようございます、道重さん今日もかわいいですね。
(2015/2/10)