CD屋さんに見当たらず、とりあえずiTunesで購入。
Ensemble Dal Nienteとは、シカゴ拠点のコンテンポラリー・クラシカル・アンサンブル。Deerhoofとは以前にも共演している。
らしい。
詳しいことは何も分からない。
このアルバムの良さをどう表現していいかも。
いくつか言葉を並べてみても、すぐに濃い霧の中へ消えていってしまう。
ただ、その中にいるあいだじゅう、ものすごく心地よい。
水気を多く含んだ、明るい朝もや。
もしくは、冷たく怪しく光る夜霧。
森深くにひっそりとある、誰もいない湖。
音に身を浸すと、気持ちがほぐれていく。
安っぽくて使いたくないけど、ヒーリングミュージックと呼ぶのがいちばん似つかわしいように思う。
傷がゆっくりと癒されていく、不思議な湖。
恐竜も棲んでいそう。
いちばん最後、おまけ的に収録されているDeerhoofメドレーも楽しい。
いつかもっと先の未来で、同じようにこの森に迷い込んでくる人がいるといいな。
ジャンルも時代も超えて聴かれていってほしい。
Ensemble Dal Niente & Deerhoof「Balter - Saunier」