愛を露(あらわ)に

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今日経験したことのほとんどはうまく表現しきれないし、その中には自分の奥底に大事にしまっておきたいものもある。

今は信じがたいけど、きっとみんな忘れてしまう。だから、いつか今日のことを思い出す手がかりになるよう、輪郭線だけでも描き残しておきたいなと思った。

 

UAの追加公演、2度目の味園ユニバース

道路挟んで向かい黒門市場なのか。この間は平日で、会社帰りに走って来たから気づかなかった。

昨日メールニュースで知ったサイン会、もうアルバム持ってるし見送ろう...と開演を待っているとお姉ちゃんからメール「楽しんで〜  サインももらって〜」

意を決し人をかき分け、物販ブースでお会計してると背後から歓声。振り返るとステージ中央に赤と白のシマシマの服を着たUAが見えた。

 

例のごとく文字起こしの困難なMC。場の雰囲気をうまく表せられないけど、みんなで無限大体操(腰で8の字を描く)からの「2008」。巧みすぎて笑った。どうしてもオチをつけないと落ち着かないのは関西人の習性なんかな。(落ち着かないってそういう意味?落ち、つかない。ちがうか。)

可笑しいのが、この体操、鞘師里保ちゃんにも教わったことがあって、人生で2度もライブ会場で8の字描くことになる自分の運命の数奇さを思った。(「笑顔の君は太陽さ」のシリイベ女限回。)

「2008」はリリース時にシングルを買ったものの、これは2009年になったら聴こう、と勝手に解禁日を1月1日に設けて以来、新年を迎えるごとに「2008」を聴くことが元日の儀式になっている。もちろん2016年も。だからこの曲を聴くといつでも、真っさらで引きしまる気持ちがする。

幾度となく聴いてきた曲も、訴えかけてくる部分がその時々で違っていて面白い。こんなこと言ってたんやなぁって。経験によって、時世時節によって、何度も命を吹き込まれる。

 

愛されるより 愛するようになれ
君を超えた世界を

(「あいしらい」)

 

耕すべきは内側でなく、外。
目に映る世界を豊かにすることが、自分に与えられた仕事。
それが出来るのなら、自分は空っぽでもぜんぜん構わない。

 

今日は前回より曲数が少し減っていた。
でも聴きたかった「水色」が入ってた。

 

サイン会は終演後。こういうのひさしぶりでワクワクした。ワクテカtake a chance。

ありがとうって直接言えてよかった。

 

終わって速攻お姉ちゃんたちにメール。ありがとうと伝えた。

こんな時にも道重さんへの感謝は尽きない。
同じツアーに2回入ることも同じCD2枚買うことも、過去に経験済だったから今日があった。オタクやっててよかったー。

 

もっと愛を露に あらわせるなら

あなたに何を言おう

人は愛を露に ふるまえ

そして 闇に春の陽浴びせ

(「愛を露に」) 

 

愛を露にできる方法は、言葉以外にもたくさんある。

その方法を身につけていきたいな、と考えながら歩く帰り道、手にしていたスマホを鞄にしまって空を見上げると、大きな三角を作れる星が真上に3つあった。これが夏の大三角形?きれいな三角作れたからきっとそうだろう。

今日一日に、よくできました、と合格をもらえた気がした。 

 

朝日は静かに花を照らす

花びらは嬉しくて両手をひらく

そんな風に手放せれば

目に映る景色は あなたそのもの

 

世界はどんどん様変わりしていくけど、わたしの中にはUAという大きな木がしっかり根を張ってくれている。

そのことに今日初めて気がついた。

とても心強く思った。

 

(2016/8/7)