2021年の自分より

2014年の自分へ

あなたのこれからには、人生で最大といっていいほどのうれしいことと、哀しいこととが待っていて、それでも今と同じピンク色のTシャツを身にまとい、またさゆみんに会いに山口へ戻ってくることができています。

2021年の現場はコールも推しジャンも無く、常盤駅の味のある駅舎は新しく改修され、ときわ公園には動物園が出来ていて、新山口の駅もアート色が強くなっていたり、街並みも変わっています。考えれば私自身も環境が大きく変わり、同じような毎日を送っているつもりでも全ては常に少しずつ移行していっていると痛感します。

この7年間、いくつもの分岐点を選んだ先でこの未来が待ってくれていたことをとても幸運に思います。2014年のわたしが発見した「さゆみんを好きな気持ちに従った行動は、必ず正しい方に導いてくれる。」という法則は、未だ破られたことがないどころか、より揺るぎないものとなっています。

さゆみんは相変わらず節目節目できちんと思いを言葉にしてくれ、それを聞く私は相変わらずめそめそとしています。会いたい人に会えない状況下で、自分を好きでいてくれる人がもう誰一人欠けてほしくない、また元気で会えますようにという切実な願いが言葉の一つ一つに込められているように感じました。想像しなかったつらいことのなかにもいいことはあるということを、SNSや公演を通じて証明し、少しでも希望をつなごうとしているように思いました。

昨今の哀しいニュースを耳にするたび、人をこの世に繋ぎ止めているものは何なんだろうと分からずにいたけど、「私が許すから許されて欲しいし、生きまくって欲しい」という、明確な答えを得ることができました。レポを探しても無いので記憶違いかもしれないけど「先の楽しみをあきらめたくない」ということもさゆみんは確か言っていて、この数年であまりにたくさんのことを無意識にあきらめてきていることにも気付かされ、それらを一つ一つをすくい取ってあげたいと思いました。もっと幸せになっていい。許されたわたしにはその権利がある。

この先もきっと想像もしないことが待ち受けていて、それでもその中にも必ずいいことはあるということを、そう信じられる気持ちをどうか持ち続けられるよう、これからの自分に願いを託して生きていきたいと思います。